硬筆と梅子さん

年長ぶどう組は週一回硬筆があります。

毎週二文字ずつ覚えて読み書きの練習をしています。

どんな様子かおじゃましてみました。

さぁ、始まりますよ!

 

今日習ったのは「こ」と「い」。

まず、そのその文字がつく言葉を探しましょう。

みんな一生懸命考えて、わかったら発表します。

手を挙げるのは少し勇気がいるけれど、自信を持って!!!

なかなかひねる問題を出しています。

最初に「い」が付く言葉は何?    いちご いぬetc…

真ん中に「い」が付く言葉は何?? けいと すいかetc…

最後に「い」が付く言葉は何???  かい こいetc…

6文字以上の長い言葉でいが入っている言葉は何??

みんな必死で考えていますがなかなか出てきません。

走る真似をしたり、「ほら秋にみんなするもの…」 マストに上る真似をして

何とか「うんどうかい」を導き出そうと悪戦苦闘しますが、子ども達の答えは

「かけっこ!」「マストのぼり!」

忘れ去られた「い」の存在

「ほらぁ、よく考えてごらん。あたまをひねって~」

ひねってみたり、前頭葉をほぐしてみたり、一休さんみたいに指であたまをなぞりくるくるまわしてみたり…。中には「もう勘弁して」と匙を投げるお友達も(笑)

黒板に 「うんどう」まで書いてもらってやっと「運動会!!」と出てみんなすっきりしました。

先生と一緒に、エアー硬筆。「とまる、はねる、はらう」等、意識して書きます。

その後は自分でお手本を見ながら書いてみます。

ご覧下さい。この集中力!!

みんな一生懸命に書いていますね。

先生に直してもらったところに気を付けてまた書きます。

お家でも一緒に文字を教えてあげて下さい。

読み書きができるようになると世界がぐんと広がります。半年後にはお手紙を書いたり短い文章を書けるようになるなんて、子どもの成長って凄いですね。毎週少しずつ、千里の道も一歩より。頑張れぶどう組さん!

 

硬筆が終ると…。今日のぶどう組さんは大忙し。

梅のへその緒取りを手伝ってもらいました。

毎年この時季になると園庭に実った梅の実を収穫して梅漬けにするのですが、

今年は残念ながらほとんど実らず収穫できませんでした。(去年は凄かったのに…)

↑去年の梅の木はこんなに実ったのですが。あー残念。

しかし、梅漬け作りを断念する訳には参りません。

今年も「青梅梅子」さんがやって来て、

別のところから調達してきた梅を持参。

爪楊枝を器用に使って、へその緒を「ピン」とはじきます。

おへその話を梅子さんがした時に、

「みんなにもおへそがあるろう?それはお母さんのおなかの中におる時につながっちょったしるしやきねぇ。ほんで生まれた時にへその緒を切るがよ。そのへその緒はお家に大事にあるはずやき。お父さんお母さんに聞いてみて」と、伝えております。(お子さんのへその緒がどこにあるかわかりますか??もし聞かれたら見せてあげて下さいね。そして生まれた時の話をぜひしてあげて下さい)

そう、今まさに子ども達は梅のへその緒を取る作業をしているのです。(深い…)

(ちなみに、命の誕生や大切さについては、毎年冬に日赤の助産師さんを迎えて「いのちの教育」講演会を行っています。年長は親子で参加ですのでぜひお越し下さい。)

 

梅のへその緒はコツを覚えると簡単に取れます。

あーっ すっきり。

楽しいおしゃべりが聞こえてきそう。

へその緒が取れたらきれいに洗います。

丁寧に洗って今日のお仕事はこれで終了!!

ぶどうさんありがとう(*^-^*)

最後は梅子さんと一緒に記念撮影

その後

「梅の実をちょっと乾かそう」と外に出しておいたところ…

夕方見たら梅が「シミとしわ」だらけになっていました。(人間と一緒や~っ?紫外線おそるべし)

梅子、最後に痛恨のミス。

2019年5月21日