いのちのはなし

地域の方が花を植えて下さっていた時のこと。

冬の間頑張って咲いていたパンジーを抜いたのですが、

そのパンジーが大好きな虫がいます。

少しグロテスクですが…。

ツマグロヒョウモンという蝶の幼虫です。スターウォーズに出てきそうな、いかにも悪そうな風貌ですが、

ネットで調べてみると、(幼虫は黒にオレンジの筋が入り、棘もあります。ただし棘は毒も持ちませんし、肌の柔らかいところだとチクリとすることがありますが、基本的に害はありません。)とのことで、無益な殺生は慎み、「蝶になるからそっと見守っていてね。」と子ども達には伝えていました。

そのツマグロヒョウモンのさなぎを見たことがありますか???

何と!!金と銀のフルメタル風スタッズジャケットを身にまとっています。

「ひゃーっカッコいい!!」cool!! (20代の職員は「ばえ~」と。☜インスタ映えの意味。勉強になります。)

早速子ども達に見せました。

子ども達も興味津々、「凄いね、カッコいいねぇ」と言いながら目を丸くさせて見ていました。

子ども達に見てもらおうとお皿に乗せて、テラスに置き、その場を30分程離れていた間に…悲劇が起きました。

 

さなぎが一つつぶされていました。

つぶしたお友達と話をしました。

「自分がそんな風にされたらどんな気持ちかな。」

「嫌な気持ち。」

つぶされた命は返ってきません。

ゲームのようにリセットできません。

 

みんなが一生懸命集めているダンゴムシもバケツに入れっ放しでは干からびて死んでしまいます。

カマキリやてんとう虫、そしてこれから捕まえるであろうセミも

一回捕まえたらすぐに自然に返してあげてとお願いしています。

 

いのちの大切さをわかって欲しい。切に願います。

 

2019年6月11日