いのちの教育 ~1440億分の1の命~

今年も日本赤十字社 高知赤十字病院の助産師さんをお迎えして

「いのちの教育講演会」を開きました。

年長親子と保護者の方が対象です。

今年は姉妹園の港孕保育園、横浜新町保育園からの参加もありました。

冒頭、助産師さんから

「みんなは生きてる??」との質問から始まったいのちの教育。

子ども達が命について、ちょっぴり意識した瞬間です。

心臓の音を聞いてみました。

「ドクンドクン」と心音が力強く聞こえます。

みんなの命はどこからきたのかな??

どうやって生まれてきたのかな??

お母さんのおなかにみんなの命が宿った時、

そして、生まれてきた時、お父さん、お母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、家族のみんなはどんな思いだったかな?

寸劇を交えながら、子ども達に分かる言葉で命の誕生について教えてもらいました。

 

出産シーンでは、職員が急遽お父さんやお姉さん役で登場しアドリブたっぷりに熱演。

子ども達の「がんばれ!!」の応援も後押しして、無事に元気な赤ちゃんの産声を聞き、赤ちゃん誕生の瞬間に立ち会う事ができました。

新生児と同じ重さの人形をそっと抱くお友達。

お母さん方も6年前を思い出しながら、感慨深げに抱いていました。

数億個の精子とたった1個の卵子が出会う確率は1440億分の1。

気の遠くなるような確率で、みんなはお父さん、お母さんの子どもとしてこの世に生まれてきました。

「一人にひとつしかない尊い命」を大切にしていかなくてはなりません。

性教育とは「こころ」が「生きる」教育と書きます。

毎年「いのちの教育」の取り組みを通して、「いのちの尊さ、大切さ」を知り、みんなが「かえがえのない大切な存在」なのだということに改めて気付く機会となって欲しいと願っています。そして自分自身と周りの命あるもの全てを大切にする心が育って欲しいと思います。

いつも心に響くお話をして下さる高知赤十字病院の助産師の皆さん、本当にありがとうございました。

2020年2月15日