28日(土)今年で15回目を迎えるいのちの教育が行われました。
年長親子と保護者の方を対象に、日本赤十字病院の助産師の方をお迎えして、お話をして頂き、
みんなはどうやって産まれたのか、いのちの大切さ等を知るきっかけとなりました。
お話は「みんな生きてる?」という質問から。
ご飯を食べている時、歩いている時、何をするにも、みんなは「生きている」から。
お友達の鼓動を病院の機械を使って聴いてみました。
「ドクドクドク…」心臓が動く音を聞いて、みんなの目が丸くなりました。
大きなおなかを抱えた妊婦さん役の助産師さん。
子ども達は赤ちゃんの誕生にドキドキわくわく。
みんなはお父さんとお母さんからのプレゼント。
おなかの中でどのように成長しているのか、お人形やイラストで子ども達に説明してくれました。
羊水の中で泳いだり、音を聴いたり、指を吸ったり、おしっこをしたりと
産まれてからの練習もしているそうです。本当に神秘的ですね!
にわかお父さん役の担任も飛び入りして、出産シーンです。
みんなで「頑張れ〜頑張れ〜」と手拍子をして声援を送ります。
みんなの応援のお陰で無事に出産を終えました。
新生児と同じ重さと大きさのお人形を抱かせてもらった子ども達。
緊張しているお友達や、弟や妹で慣れた手つきのお友達等様々な表情でした。
でもお人形とわかっていても、
みんな大切に愛しみながら赤ちゃんを抱っこしている姿が印象的でした。
妊娠、出産についての絵本も紹介して頂きました。
子ども達が退席した後は保護者向きの講演。
助産師の仕事は喜びの伴う出産ばかりではなく、
中には望まれない出産や堕胎に立ち会うこともあり、
妊娠、中絶の若年化や性病の羅漢率の実態等も深刻な問題なのだそうです。
特に、自己肯定感の低いことがここ数年問題視されているようです。
大切なことは、自分自身が愛されて産まれてきたのだとことを実感して欲しいということ。
いのちの尊さ、いのちの有難さ、家族の大切さ等色々なことを学んだ時間でした。
子ども達にも、お母さん方にもきっと通じるものがあったことと思います。
精子と卵子が出会う確率が1440億分の1。天文学的な確率でお父さん、お母さんの元に生まれてきたみんなは、
間違いなく、一等賞の命です。みんな自分の命も周りの人も大切にしようね。
お話をして頂きました日本赤十字病院の3人の助産師の皆さん、ありがとうございました。